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mc1397

2023年12月03日

こじつけ先生の世相ナンチャッテ高座

こじつけ先生の世相ナンチャッテ高座その1
徳川幕府と現代

 本日の高座から世相をテーマに、軽ちゃあ通信らしく軽妙に軽くジャブを打つように世相を斬ってみたいとの思いで新たに始めます。最初は「徳川幕府と現代」の高座です。

中央の堕落
  徳川幕府は鎖国を基本政策とした国是の基で、約250年にわたり安定した国家を運営した。それまでの戦国の世を統一し、朝廷と幕府の「大政関東御委任」という約束事の基で幕府を開闢(かいびゃく)した。日本の歴史上、戦乱のない平和な時代であったが、中央集権体制(幕藩体制)が崩壊した原因として諸外国の外圧(黒船来航、開港、和親条約等の締結など)や藩という地方政府への抑えが利かなくなったことが挙げられる。
  現代日本の仕組みもちょっと暴論であるが、徳川時代と類似しているのではないか。体制運営として、徳川時代と異なる点は、参勤交代がないくらいのものでしょうか。えっ、何ですか。今でも首長がちょくちょく東京へ陳情に行くので、それも参勤交代のようなものとおっしゃるんですか。まあ、それは横に置いといて、これから高座のメインディッシュに入ります。
  徳川幕府の中央集権体制が堕落したのは、簡単に言えば、老中などの旗本が私腹を肥やしたこと、政治そのものが賄賂で運営されていたことにある。現代の政治体制は民主的に運営されているが、今秋、内閣の政務三役が不倫、公職選挙法違反、繰り返しの滞納により辞任したように国民を裏切るような行為がある。また、最近の報道によると、政治資金パーティ券収入の不記載及び議員への還流が問題視されている。これは氷山の一角だ。政治とカネの問題は厳しく検証してほしい。
 将来に対する展望が不透明な状況にある。国民に将来の日本の国家像を示せないのは、政治家の使命感の欠如や「公」というものの考え方の貧困化、また 国民を豊かな社会へ導く政策や少子高齢化という課題に対する貧弱な政策、つまり中央官僚のアイデア枯れ、消耗状態があるように思われる。また、財政面においても、国の借金(国債・借入金など)は2023年6月末現在で1276兆3155億円であり、国民一人当たりの借金は約1025万円となっている。さらに現政権は財政再建どころか支持率回復のために国債を原資に「減税」という大判振る舞いをしようとしている。国民の一人として、還元してもらえるのは嬉しいが、こんなことでいいのかな、いつまでこんなことを続けるんだろうかと不安に感じる。個人的には全国民に共通する消費税の減税の方が、効果が高いと思うけどな。ワシを参与にしてくれれば助言するんだけどな。余談です。

分権のススメ・・・自ら考え行動する
  ここで重要なことは、中央政府と地方政府の役割、権限を分権化することである。この地方分権については、28年前の1995年5月の国会で地方分権推進法が成立し、その後、現在に至るまで権限移譲などが行われているものの、相変わらず国頼みの「居眠り自治体」の姿があるし、補助金の名の下で自治体を管理する国の姿勢がある。法令の上では、国と自治体は対等なんだけど、実態は所得税などの税収を賦課徴収する権限のある国が地方の面倒を見てやることになり、国に面倒を見てもらうのが当たり前だとする地方の姿がある。それぞれの役割や責任を明確にして互いに補完するという補完性の原則が欠落している。情けないけど、これが実態だ。ではどうする?
  自ら政策を考え実施する自治体へと転換することができるかどうかがポイントだ。そして自治体同士で連合・連携して、幕府に対する薩長土肥のように結束して国から権限とお金(税収の賦課徴収権)を分割するという分権をススメることに尽きるだろう。

役所内の分権
  役所内の分権について、最近首長のパワハラなど破廉恥な案件が続いている。公選法違反とかセクハラとか、首長だから何をしても、何を言ってもいい訳でない。こうしたことが起きるのは、首長は「大統領」に比較されるほどに権限が強く集中しているからであり、権限の集中は独裁者を生み出す要因となる。首長をチェックする議会は、首長の与党を自称する議員が多数を占め、与党会派が首長の政策に反対できないよう議員を締め付けているらしい(見返りはポストや現ナマかな)。また、政策や施策を進めるうえで、何事も首長の決裁を経てからでは手間暇がかかりすぎるので、機敏に対応できるよう、権限を分散化した方がより機能的に組織が働くのではないか。首長の権限の一部を部長に、部長の権限を課長に、課長のそれを部下に・・・ちょっとキリがありませんが、まあ組織が機能的に動く程度に分権化を進めることが求められていると思う。
  幹部(場合によっては患部ともいう)職員は「オレの存在意義がなくなる」と言うが、じゃあ、アンタがいないと市の機能がマヒするのか。市民の立場に立って職務に励むことが重要で、アンタのためにポストがあるのではないと声を大にして言いたい。

第三の分権
  家庭内においても男女の分権が必要ではないか。真の意味で男女参画型社会を確立するために、女性の社会進出を進め、重要な地位を占めてほしい。家庭内でも、家庭それぞれで家事の役割分担など話し合ってはどうか。円滑かつ円満な老後のために。
  ちなみに、こじつけ先生の家では、食事の後片付けが先生の仕事とか。ではまたいずれ


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