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mc1397

2023年08月30日

雑談の広場

雑談の広場その1
 理屈っぽい、こじつけ先生やモノ申すオジサンばかりでは飽きてしまいますね。そこで肩の力を抜いて、バカバカしい話をこの広場では掲載します。世の中、馬鹿笑い、クスクスやニヤニヤする笑いがないとギスギスしますね。時折、ネタを集めて載せたいと思います。まず初回はこんなふうです。

パロディ「ことわざ」
本家  「残り物に福がある」
パロディ「残り物には不服がある」
 人が取り残した物に思いがけない拾い物があるということで先を争うのを戒めるときなどに言うが、残り物は正直面白くない。誰だって選択したいのだ。しかし、それが言えないのであえてその場を丸く収めるが、本当は不服なのだ。

本家  「義を見てせざるは勇無きなり」
パロディ「義を見てせざるは言うだけなり」
 本家のことわざに鼓舞されて無駄死にした人もいるだろう。このことわざは人の心の弱さを揺さぶるので嫌いだ。しかし、口先、口だけの人の何と多いことか。お主もか?

本家  「一難去って又一難」
パロディ「一万去って又一万」
 後から後からと災難や困難が襲ってくるときがある。まるで13日の金曜日に仏滅と三隣亡が一度に来たような・・・給料日の後ってどうして次から次へとお金が出ていくのでしょうか。

ジョーク JOKE 冗句
その1 床屋はなぜ混むのか
 月曜日 日曜日のあぶれた客と、翌日の火曜が定休日と気づいた客が押しかけて混む。
 水曜日 二日分の客で混む。
 木曜日 1週間で一番すくと思う人が押しかけてくるからやはり混む。
 金曜日 翌日の土曜日に予定を抱えた人が来て混む。
 土曜日 日曜日を控えて同様に客が押しかけて混む。
 日曜日 会社も学校も休みだから当然混む。
 かくして床屋は年中混んでいることになる。しかし、床屋さんって必ず後継ぎがいますよね。後継者がいなくて廃業する事業者が多い中、跡を継がせたいほどの旨味があるんでしょうか。

その2 10人に聞きました
 「クイズ10人に聞きました」というTV番組の中での質問。
 男性10人に聞きました。「あなたが夜、ベッドから起き上がるのは何をするため?」
 10人のうち3人はトイレに立つため、残り7人のうち2人は水を飲むため。5人のうち2人は体にかけるものを取るためですが、さて残った3人は何をしましたか。
 答が分からないようですので、ここで解答を差し上げましょう。「正解は自宅へ帰るためでした」

その3 PKO(国際連合平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations))
 随分昔の話です。湾岸戦争(1990年8月にイラクによるクエート侵攻に対し国連の強制措置として多国籍軍がイラクに攻撃したことで勃発した戦争)以来、永田町では国際貢献とかPKOとかでにぎやかな日々。今日も高級料亭で政治家たちがカンカンガクガクの真っ最中。若手が長老に意見を求めると、長老は一言。「キンタマで行け」
 若手はこの一言が分からず、岩波辞典やことわざ集をひっくり返すが皆目分からない。それを見ていた芸者が「先生、えらいバッジ付けてても分かりませんか。″協力すれども侵入せず″でしょ」

その4 スピーチ
 結婚披露宴で恩師から新郎にスピーチが贈られた。
「20代のうちは一つの布団で寝なさい。30代は別々の布団で、40代は寝室を別にして、50代になったら、ドアにカギをかけなさい」

その5 楽チン
 プレイボーイを自認する二人の商社マンがスナックで自慢し合っていた。
 A「何といってもブラジル女が最高さ。情熱的だぜ」
 B「フランスもいいぜ。ムードがあるしさ」
 各国の女性評が続き、一段落したとき、傍らにいたフィリピンのホステスが言った。
「ワタシ、二ホンノオトコスキネ。楽チンダカラネ」
  

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2023年08月28日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その21
現代鳥獣戯画その2

 高座その4で紹介した現代鳥獣戯画。今回は、その2として愛すべき現代をたくましく生きるサラリーマンを描いてみるとの口上。高座の始まり始まり。

不帰鳥
 一度出たら定時まで帰らない人っていますよね。もちろん仕事で外出とは思うんですが・・・携帯に電話しても出ないので、なぜ出ないの?と聞くと、「圏外にいたから」といけしゃあしゃあとのたまう。まあ机の前でゴロゴロされるよりはまだましかもね。

ネギカモ
 ホント人の好さだけが取り柄の人。要領の悪さは傍から見ていてイライラするが、当人はいたってマイペース。時には昇任ラインから外れてヤガモになったりするが、それはそれとして運命に逆らわずに生きている。

デタガリキツネ
 人生、主役のときもあれば、脇役もあるのに、何にでも出しゃばる人っているよね。しかも、ひっかき回したらそれなりに責任を取るべきなのに、オイシイところだけさらっていって後は知らん顔。こんな奴には一発ガツーンとやりましょう。

ノラクロ
 ノラリクラリと正体不明、意味不明の人。政治屋や役人に多いよね。言質を取られまいとするため多弁の割には何を言っているのか分からない。こういう人は、スピード化が求められる現代では生き残れない。生き方を変えたほうがいい。

シガラミタヌキ
 信楽焼のタヌキなら愛嬌があってカワイイが、シガラミタヌキは複雑怪奇な政治や官僚の世界を義理と人情で生き抜いている。

ヤドカリ
 小規模自治体の伝統的体質みたいなもの。イベントばやりの今日、市民団体や企業頼みのためヤドカリ行事と言われたりする。しかし、これが人口減少の時代にあってはマッチしているのでしょう。

イロ鯉
 川の鯉は太りに太っている。コレストロールも相当高いのではないでしょうか。本欄のイロ鯉は不倫鯉のこと。分からないようにすればいいのに、あちこちで目撃されるドジをしている。

コンドル
 ペルー山脈に住むコンドルは、生存数も少ないそうだ。それに引き換え頭がちょっと寂しいコンドルさんは増える一方。育毛剤や増毛などの対策はにぎやかだが、そんなことには目もくれず、自然に逆らわないコンドルさんは尊敬に値する。

番外編 足のあるユーレイ
 役所や企業などに四季を問わず、真昼間に出没するらしい。事の真偽を確かめるためにある役所の職員に確認をした。以下、その生々しい事実をリポートする。
証言その1 ユーレイねぇ。まあ足のあるユーレイってとこかな。だって後ろを振り向くと、いつの間にかいなくなっちゃうからね。
証言その2 ボク知ってますよ、経験者だから。いてほしいときにいなくて、どうでもいいときにいるもんなぁ。ほらトラブルがあるときなんか、最終的に判断を仰ごうと思って後ろを見ると、さっきまでにいたはずなのにもういない。丑三つ時のユーレイじゃあるまいし、チャントしてほしいよね。
証言その3
 見ました、見ましたよ。先日も担当者が来庁者ともめそうになったとき、チラチラと状況を見つつトイレに行く振りをして消えたところを。あれはもう名人芸ですね。長年磨いた芸と言うべきでしょう。
結論 ユーレイの正体見たり枯れ尾花というところでしょう。足のあるユーレイは職務権限のあるおっちゃんということが判明した。

以上、昭和や平成の時代のお話ですが、いずれの鳥獣たちも足のあるユーレイも絶滅危惧種のようです。生き延びることが難しかった「失われた30年」の管理社会。多様性ある社会を目指すためには、絶滅危惧種のような個性的な人材の奮闘を期待したい。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン

  

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2023年08月25日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その20
金太郎から桃太郎へ

 昭和の時代、「24時間戦えますか」というビジネスマンを鼓舞するCMとともに、日本経済は成長を遂げてきた。そしてバブルの崩壊とともに、失われた30年という長きにわたるデフレ経済の下、いつしか″日本病″に陥ってしまった。どう回復するのか。その戦略は見えてこない。
情報化社会では、時代を先取りした戦略が求められる。戦略の先頭に立つべきリーダーはどうあるべきかをテーマに高座の始まり始まり。

「オレについてこい」式のリーダーシップでは、現代の変化の速さにはついていけない。サッカー、ラグビー、野球などチームワークの時代だ。それもかつての巨人軍野球型ではなく、柔軟性に富み、状況対応も素早いラグビー型組織が理想ではないだろうか。上司と部下はどうあるべきかを考えてみよう。

迷惑上司の傾向と対策
ブッとび上司
 自分の仕事や都合の悪いことは部下に押し付ける調子のよさ。自分は火の粉のかからない後方で上司風吹かせて言いたい放題。
 責任放棄する上司はいらない。進んで上司の仕事を代行し、上司の地位を脅かせ。あるいは手抜き・気抜き・責任抜きの三抜きで問題を起こさせる。

スーダラ上司
 昭和の時代のスーダラ節を字のままに実行する、やる気なしの無責任上司。ミス続出、成績低下、部下は働かないという野放し状況。
 風紀委員会を作り、職場の綱紀粛正を実施する。あるいは上司に合わせてスーダラ化しサラリーマンライフを思いっきりエンジョイする。

非主流派上司
 社内的にパワーのない非主流派上司を持つほど辛いことはない。企画も提案も主張も何もかも取り上げられず、必然的に職場に活気はなくなる。
 上司と共倒れになる前に主流派上司のいる部署に転属する。

ニワトリ上司
 言ったことも聞いたこともすぐに忘れる上司。周囲は仕事のミスをされてはとハラハラドキドキ。
 発言をスマホで録音するしか対策はない。何でこんな奴が上司に・・・。

ゴマスリ上司
 上の機嫌取りばかりやっている上司。部下の言い分には耳を貸さず、上の人にお世辞タラタラ。
 こういう上司はいじめるに限る。部下総出で取り囲んで搾り上げ総括させる。

ノミュニケーション上司
 一杯がコミュニケーションと思っている上司。人の迷惑も考えずに今夜もどう?の声。
 こういう上司には大勢で行き散財させること。

ナツメロ上司
 おれたちの若い頃は・・・を連発し、昔ながらの滅私奉公を強要する上司。年休は名ばかりの存在に。
 労働時間短縮の国際的流れを理詰めで説明する。それでも駄目ならヘルメット、ゲバ棒で抗議する。こんなことが昭和の時代では許されていたけどね。

冷血上司
 部下を馬車馬のようにこき使い、反論は一切認めず、部下を人と思わない上司。忍の一字で耐え忍ぶが、最後は怒りを爆発させよう。
 現在進行形中の○○○モーターズという会社がまさに該当する。上司が冷血というより会社の方針そのものが冷血なんだろうな。前時代的な経営者の考え方が根底にあるのだろう。顧客、従業員など人を大切にしない会社は市場から退場するしかない。

フォーカス上司
 私生活に干渉する上司のこと。一番いいのはこの上司を逆フォーカスして、私生活の弱みを握ること。

責任転嫁上司
 自分のミスを部下にふる最悪パターンの上司。社内に噂を流し、世論操作をして上司の評判をとことん落とす。再起不能になるまで徹底的に痛めつける。

めざせ!桃太郎社員
 どこを切っても同じ顔の金太郎飴。大量生産時代の単価値のシンボルだ。今やビジネスマンの理想型は桃太郎社員へ。気は優しくて力持ち。おまけに賢いところがミソ。
 21世紀は人々が真の豊かさを実感できる生活の実現が目標であったはずが、どこでどう間違えたのか、ロシアによるウクライナ侵攻を契機に核の使用へ時計の針が進んでいるようだ。戦争を早期に終結させ、あるべき姿を取り戻さなければならない。そのためには経済グローバル化への対応、地球環境の保護、社会への貢献など「優しい心」を持つと同時に、研究開発、技術、情報に「強い力」を備えた企業が理想型。いわば「気は優しくて力持ち」かつ「賢い」桃太郎的企業(行政)こそが21世紀のあるべき姿といえよう。中間層の意識改革がそのキーワードといえる。

「係長・主任」の中間層がリーダーになる時代へ
 上司と部下のギャップを生む要因は、育った文化環境や世代別の価値観の違いにあるが、係長や主任といった中間層が仕事の在り方などを変える桃太郎になっていくのではないか。そのためには「係長・主任」の職にある者がどんな仕事したいのか。どんな仕事が求められているのかという主体性と先見性をもって行動することが必要だ。団塊の世代が後期高齢者となるこれからは、今までのタテ社会の構造を変えなくてはならない。器を変えるとともに中身も変えることが求められる。「係長・主任」の職が職場のリーダーになる時代だ。

 混沌として不透明な時代。どんな未来が待ち受けているのか。明るい未来を目指し、一歩一歩着実に歩むこととこじつけ先生は言うものの、昭和の時代の発想から抜け切れずにいる自分がもどかしいようです。でも何か言わずにいられないようです。桃太郎が世界に羽ばたけるのかというところで、高座はおしまい。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン
 
  

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2023年08月22日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その19
非まじめ宣言

 失われた30年から脱却しつつある経済。一定の賃上げはあったものの、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発したエネルギーや穀物の危機により、食糧品を始めあらゆる物品が高騰している。実質賃金はマイナスとか。日銀の異次元の金融緩和策も徐々に改善されるようだが、世界情勢が複雑化している中、日本単独で政策が進められるものではない。戦後、日本は米国の舵取りにお任せするような状況の立ち位置にあるのではないかと思う。そのような中、企業の経営はどうなるのか、働く社員はどう考えるのかについて、今回の高座は考えようと思う。では高座の始まり始まり。

帽子は軽いほうが・・・
 ある経営者は信条を問われ「帽子は軽ければ軽いほうがいい」と答えた。経営者はいわばシャッポ。会社の心臓は働き手のスタッフだから、頭ばかりが気になって手足が思うように動かせなくなってもいけないとのこと。経営のコツは「社員を信頼し、働きやすく、楽しいムードの職場をつくることを心がけています」とのこと。「人を大切にする経営」でとても大事なことと思う。
 民間企業と自治体の経営は基本的には異なるが、類似性も多い。経営者や自治体の首長(市長村長)は親しみやイヤミを込めてオヤジさんと呼ばれることがある。「オヤジさんは休日がないほど激務だ。行事や会合が目白押しで休まる暇がない。大丈夫かな」とか「最近のオヤジは細かくなった。小さなことまで承知していないと気になるのか。もっと任せてほしい」などのように使われる。
 親任せの子どもが悪いのか、オヤジができすぎているのか。あわてずに着実に進めたらと思う。だってあなたの前には誰もいないし、後ろにも当分誰もいないのだから。

非まじめ宣言
 小生は長年公務関係の仕事をしていたので、公務員について一言。公務員のイメージは堅い、融通が利かない、そしてまじめ。中には融通が利きすぎて塀の向こうに行く人もいるが、圧倒的に多くの同業者はクソがつくまじめな人間だ。それ故やることなすことが社会より一歩も二歩も遅れている。
 あるグループ経営会社の代表は「一番大切なのは時代の兆候をいち早く読み取ること。だから″誠実・勤勉・まじめ″な人が多い企業などは時代に乗り遅れる可能性がある」と提言している。官公庁は時代に乗り遅れてもつぶれることはない。だからといって自己革新の努力を怠ってはいけない。創造性と発想の転換は、ゆとりを持った非まじめ人間ほど鋭い。より快適に愉快に仕事をしたいものだ。「非まじめをまじめに遂行する」のも面白い。

ヨイショ
 人間関係をうまくこなす人はお世辞がうまい。「お世辞こそ人生の処世術」というわけだ。誰しもヨイショされて怒る人はいない。お世辞と分かっていても悪い気はしない。中にはその気になって舞い上がり、ハシゴを外される人もいる。お世辞もホンネとタテマエがある。それを使い分けたり、見抜いたりしないとエライ目にあったりする。お世辞は、①本心で口にする②多少その気だが、半分は相手の歓心を買うため③社交辞令的なもの、の三通りある。このうち使い分けが難しいのが②と③。相手の心をくすぐる程度ならいいが、あまり度が過ぎると逆の意にとられたりするしイヤミになる。ホドホドに使うことが生きたお世辞になる。口の達者な人がうらやましい。

 こじつけもホドホドにしないとイヤミになると知っていても、こじつけ先生の高座はいかがなものか。このところ高座の受講者はほぼ限定的なようだ。まあ多くても少なくてもヨイショする必要はないから、こじつけ先生は気軽でいいよねと影の声。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン
  

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2023年08月19日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その18
これだけは言うな!職場の禁句

 言葉は人間関係のコミュニケーション。上司への進言、部下への指示、市民との会話など、その時々の状況に応じた適切な言葉や態度は仕事をスムーズに進めるが、あなたの不用意な一言で職場の空気が一変なんてことはありませんか。最近、東京都渋谷区の副区長が区議を「ブタ」などと中傷したことが問題視され辞職した。今の時代に言ってはいけないことに気づかなかったのか、お粗末な事例。
 今回は「言ってはならない職場の禁句」を高座します。

ワースト1
そんなこと聞いていなかった 
 お笑いトリオのダチョウ倶楽部のギャグ「聞いていないよォ」は好きだけど、職場ではワースト1の禁句。意外ですが、これは使いどころによってはグサッと来るんですね。例えばみんなで相談して進めてきた計画も最終段階になって、誰かが「聞いていなかったからダメ」と主張し始めたら厄介ですよね。ましてやその人が決定権を握る上司だったりしたら最悪です。計画はオジャン。もう辞めたろかと思っちゃいますね(Z世代はそう思うかな。小生はローンがあるから辞めなかったけど)。
 事前に説明しておいたのに忘れてしまって「そんなこと聞いとらん」という人がいるけど、それは忘れた人の責任。と言っても横車と上司に勝てないのがこの世界。だからハンコが証拠になるのだけど、今やハンコ不要が主流だから、スマホで録音でもしなきゃいけないのかな。この言葉が出るのはどこかに意思疎通が欠いているからでしょうな。

ワースト2
そんなこと分かっている 
 分かってたらやってほしいよね。本当は分かっていないのにわかったふりして言うんだろうな。話の糸口をふさいでしまう企画、アイデアつぶしの言葉ですね。耳を傾けて聞く姿勢も上司の条件です(ガマンも給料のウチ)。

ワースト3
前例がない 
 これは納得ですね。同類後として「役所にふさわしくない」「制度だから」「ルールにない」「ワタシの辞書にない」。こんなフレーズが飛び交うようでは、組織の未来は暗いでしょう。
 大体このような言葉は、断るときの口実や逃げるための言い訳に使われがち。アンタの言うことは正しいよと認めた素振りを見せておいて、現実にはシャットアウトというわけです。前例を超える勇気を持ちたいものです。

 以下、ワースト4~10
4 私の担当、仕事ではない
5 そんなことも知らないのか
6 適当にやっておいてよ
7 結論だけ言ってくれ
8 忙しいから後にしてくれ
9 上が言ってるのだから仕方がないだろう
10 そんなこと当たり前だろう
(出典:ある企業が社内の風通しを良くするために社員から募った禁句を掲載した社内報)

 どう、思い当たるフシはありませんか。「そんなことも知らないのか」とか「そんなこと当たり前だ」という人をバカにしたような言葉は使っちゃいけない。今風で言うとパワハラになりますぞ。ワースト7の「結論だけ言ってくれ」は使う側の気持ちも分かるなぁ。イライラして思わず言っちゃいますよね。忙しい上司に結論を簡潔に言うことは大事です。
 それでは逆に「上司に言ってほしい言葉や態度」は何でしょうか。
・失敗したら何とかしてやるから、思い切ってやってみろ。
・上層部にも部下にも裏表のない行動と発言ができる上司
・「すまない。キミのアイデアを残念ながら私の力不足で採用できなかった」と素直に言われ、上司への信頼感が強くなった。

「禁句」と「言ってほしい言葉」は裏表の関係。しかし「言わんとすることは分かった。キミに任せるから適当に思い切ってやれ」と言われたらどうしよう。受講生の皆さんはどう思いますか。宿題にしておきます。本日の高座はこれにて終わります。ダチョウ倶楽部の故上島さん、好きな芸人でした。ではまたバイバイキーン
  

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2023年08月17日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その17
交際術

 付き合いは難しいが、これほど大切なものはない。ICT社会になっても、社会は人間の繋がりで動いている。上、下、横、斜めそして鬼門・・・という具合に人間関係は複雑怪奇な繋がりを持っている。
 その中で仲間を集め、集団の力をうまく自分のために動かしていくというテクニック(交際術)が必要である。今回の高座は、マキャベリストを自認する、ある人にそのテクニックを聞いたので、披露したいとの口上。高座の始まり始まり。

酒飲みこそ 真の友人だ
 酒は楽しく開放的に飲みたい。酒席で「ボク下戸だから」「ちょっと後で用事があるので」「ゴメン。車で来てまったので」などと言って飲もうとしない人がいる。そのくせ酒席での話はよく覚えていて、翌日披露したりするイヤミな奴がいる。
 反面、酒と聞くとニヤッとし、酒乱とまではいかないが、議論を吹っかけたり、大言壮語したり、女性をからかったり、あげくは眠ったりする。こういう人は内に強いファイトとエネルギーを秘め、自信と責任感を持っているからこそ酒癖の悪いことを隠さない。だから積極性や活力を感じ、親しまれ愛される。酒癖の悪い人間こそ真の友人だ。

食言を恐れるな
 食言。つまり自分の言葉や約束を破ることは、人の信頼を踏みにじることである。前言撤回も同様だ。個人特に役人は許されず、厳しい批判を浴びることになる。口から出た言葉には責任を持たなくてはいけないが、周囲の状況や条件が変わって結果としてウソになることがある。それを恐れて臆病になる人がいる。一番の例は、役人は責任を負いたくないために何事も明言を避ける。慎重というより小心翼々として臆病なエゴイストになるのだ。
 食言を恐れて卑怯、消極、保守的になるより、堂々と自己主張する積極的な姿勢を持つ方が立派であり、友人として望ましい。食言を許すことで真の友人となれるかもしれない。しかし、食言が常の人はアテにならない。

口先人間はダメ
 口がうまく理論的で、なるほどと思わせるが、今一つ信頼のおけない人がいる。情勢分析、論旨も明快で、自分の意見、結論も立派だけど、実際に自分からやろうとしない。実行する意識がないのだ。その人が評論家ならそれでいいが、サラリーマンである以上は会社の戦力だから、行動が伴わなくては単なる不平分子にすぎない。こういう人物は百害あって一利なしだから、交際から外すべきだ。

たかが名刺 されど名刺
 初対面のとき、名刺交換するのが日本の習慣だ。名刺の肩書で相手の立場や権限を判定するのだから、名刺といえどもバカにはできない。その名刺も机の中に雑多に放り込まれるのか、あるいはホルダーに入れられるかは、保存されるべき名刺かどうかで決まる。
 名刺に一工夫してあるものはよく保存されるし、印象度も強い。こんな話を聞いたことがある。名刺に自宅の住所や電話番号を併記したところ、休日に取引先から緊急連絡が入り、うまくいったということだ。仕事の名刺に何もプライバシーを書くこともないのにと思う人は、交際範囲は広くならない。
 人と人の繋がりは何処でどうなるのか分からない。名刺一枚といえども大切にしたいものだ。
 小生も公務関係の仕事で同業者と名刺交換をしょっちゅう行ったが、お堅い型どおりの名刺の交換であった。印象に残った名刺は市制○○周年のシールが名刺に貼ってあり、その人は「今年、こういう周年行事を・・・」とガイドした。こういう使い方もあるのかと感心した。それに引き換え「我社は・・・」とタメ息が出た。

世話好きに注意せよ
 他人の世話をすることに労を惜しまない人がいる。時間と金を使ってでも、人に頼まれるとトコトン面倒を見るので世間の信頼は厚い。ところが意外なことに永続した交際が生まれない。「あの人は良くできた人だ」「お陰で助かった」という賞賛や感謝はあってもだ。なぜか。それは親切の裏側に①地位逆転の確認②自己能力の顕示という金力権力意識を持っているからだ。
口では恩着せがましいことは言わなくても、賞賛や感謝をしない人には手ひどい仕返しをしかねないのもこういう人物だ。過度な親切、世話好きには注意が必要だ。言葉や態度でホドホドに礼と敬意を表し、役立てればよい。

 今回はマキャベリストを自称する人の交際術を紹介したもので、これをそのまま実行すると、冷たい人、自分勝手な人、合理主義者などと言われます。こういう考え方もあると思い、状況に応じて使い分けをして、複雑怪奇、魑魅魍魎の世界を生き抜いてください。ではまたお会いしましょう。バイバイキーン
  

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2023年08月14日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その16
雨にも負けず 風邪にも負けず

 今回の高座は、小生が若かりし頃に出会った、あるサラリーマンを宮沢賢治風の詩にしたためたものです。こういう人物が昭和の時代にはいたとの口上で、高座の始まり始まり。

雨にも負けず
風邪にも負けず
少々の熱でも出社し
ウイルス菌をまき散らし
汗と涙と盆暮の努力で得た
ポストをひたすら守り
上には忠誠をつくし
下には小言を言い
パチンコ マージャン ギャンブルを
人並み以上にこなし
人から進む道を間違えたと言われ
特にカラオケには抜群の才能を発揮し
芸が身を助ける手本と言われ
少々成人病でも酒を飲み
あらゆることを自己中心に考え
筋の通らぬことをシソーノーロー気味の口臭で主張し
連絡業務と言って他課へ遊びに行き
昼食と退社時に姿を見せ
定時にはいつの間にかいなくなり
帰りに中京スポーツを買い
弁当を入れたバッグを持って赤ちょうちんをくぐる
そういうアナタと一緒に働きた・・・

お盆の頃になると、なぜかこの方が思い出されます。ではまたバイバイキーン

  

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2023年08月11日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その15
特集こんなにある○○症候群

 ストレスやイライラが募る現代病ともう言うべき症候群。寒さと暑さから解放されて、精神のバランスが崩れるから、春と秋は特に心の病の季節といわれるが、現代では一年を通して発症している。以前、本高座その13で予告したとおり「特集こんなにある症候群」を今回の高座で取り上げるとの口上。
 一昔前、マスコミはおもしろおかしく「○○症候群」とネーミングした。一体どれくらいあるのか、黄色いネタ帳であるコクヨノートから引っ張り出してみた。さて、アナタはいくつ該当するのだろうか。ただし、これを理由に休まないようにしてください。責任は持てません。

☆青い鳥症候群
 青い鳥を探すように理想の職場を求めて転職を繰り返す。非正規の罠に陥り、元に戻ることはできない。かつて優等生タイプに多いと言われたが、近年は誰でも陥るようだ。

☆ちびまる子ちゃん症候群
 TV「ちびまる子ちゃん」を見ていると、温かな家庭にあこがれ、月曜日に遅刻や欠勤をする。一人暮らしの女性に多い。

☆超高層ビル症候群
 25階以上のオフィスでは頭痛、めまい、吐き気を催す。大企業系に働く若手に多いようだ。ベテランは超高層ビルのオフィスから地方に排除されるので無関係。中小企業系も超高層ビルにオフィスが無いので無関係。

☆ピーターパン症候群
 ピーターパンのように大人になりたがらず、社会に溶け込めない。結婚願望を持たず、異性と接触することが無い人に多い。

☆ヤマアラシ症候群
 エゴイズムをむき出しにして互いに傷つけ合うような状況を嫌って孤独になる。今、問題になっている○○○モーターズであった「ボケ、カス、解任」暴言のような「人を大切にしない」企業は解散、消滅してほしい。

☆出社拒否症候群
 登校拒否の大人版。精神的に未熟で依存心の強い人は要注意。

☆プリッグ症候群
 手を何度も洗う、便座に座れない、自分の体質が気になるなど不潔恐怖症のことだが、新型コロナウイルス感染症が流行しているときの予防として、コロナ禍前より過度に手洗いや手指消毒をしているが、これは模範的でもある。精神的な病的症状と呼ばれるもののうち、社会の状況に適合する場合もある。つまり病的かどうかは社会に適合するかどうかを区別するにすぎないという考え方もある。

☆サンドイッチ症候群
 中堅サラリーマンを襲ううつ病。上司と部下の狭間の人が危ない。特に責任感の強い人は気を付けてね。

☆新サンドイッチ症候群
 前述のサンドイッチ症候群は職場で発症するが、新サンドイッチ症候群は家庭で発症する。そのメカニズムは妻と夫の力関係で発症する。

☆朝刊症候群
 朝刊を読む気がなく虚脱感に襲われる。自己を叱咤しながら頑張るタイプが疲れたときに起きるが、最近はスマホが朝刊替わりなので、この症候群は消えつつある。

☆身だしなみ症候群
 現代社会のスピードについていけず、朝から無気力で夫や子どもの世話をせず、自分の身だしなみも気にしなくなって、うつ状態になる女性(主婦)。味噌汁に髪の毛が入るようになったら要注意。現代人は精神のバランスが崩れ、「こころの病」に侵されているようだ。

☆昇進うつ病症候群
 昇進後、周りの期待に応えようと意識するあまり責任過剰になってうつ状態へ。しかし、近年は幹部への昇進を望まない方が増えているとか。現代は転職を促すCMが盛んに流されているので、ヤバいと思ったら即転職してしまう風潮なのかな。労働の考え方が昭和世代と随分変わっているのだろう。

☆ゴキブリ症候群
 家族が寝静まった頃から起き出して、お菓子を食べたり、飲酒したり、意味のない行動をする。

☆ICT恐怖症候群
 昭和の時代からOA化が始まり、今やICT知らざればサラリーマンにあらずの世界。急速に進むICT化についていけず、一人ウロウロして悩むおじさんが危ない。

☆飛行機雲症候群
 どうでもいいことに振り回され、仕事に精が出ない。いつも飛行機雲のような空しさだけが残る。キャリア志向の女性に多い。

☆過敏性大腸症候群
 神経過敏が大腸を刺激し一日何回かトイレに駆け込む。通勤電車や会議中にもよおす場合が多い。

☆微笑うつ病症候群
 勤勉実直タイプがうつ状態を隠すため、いつもニヤニヤする。

☆休日神経症症候群
 会社を休むこと自体が不安、苦痛になり、イライラする。誰もいない会社に出勤する。遊べない人は注意。

☆上昇停止症候群
 出世コースから外れたとき、自分の限界を知り、無気力になる。エリート意識の強い人に多い。

☆座りきり症候群
 動く、立つ、歩くことが億劫になり、一度座ったら二時間でも三時間でも動かない。何かに不満があってこうなる。逆に一日中出歩く人もいる。

☆がんノイローゼ症候群
 何でも「がんでは?」と疑う。不安になる。結局ストレスをためてノイローゼになる。

☆空の巣症候群
 子どもの成長だけが生きがいだった専業主婦が、子どもの独立後、情熱を失ってうつ状態になる。この時点で、夫は単なる同居者に過ぎなくなる。共働きが普通になっている近年、この症候群は忘れられつつある。

☆帰宅拒否症候群
 家に帰っても粗大ごみ扱いを受け、孤立感に陥り、居場所がなくなる。いつしか家に帰るのが嫌になってしまう。

☆燃え尽き症候群
 仕事一筋できたモーレツタイプの人が突然燃え尽きたように仕事への意欲を失う。典型的な昭和の時代のうつ病だが、なんか哀感が漂う。

☆夕鶴症候群
 周囲の期待に応えようと骨身を削って仕事をし、弱音を吐かない女性に多い。隠れて自分の羽を一本一本抜いて機を織る民話の鶴のように、献身的に働きながら、ついに自己を失う。女性に対する仕事への期待があまりなかった昭和の時代にあって、パイオニア的に働く女性がいたからこそ、女性の地位の向上、女性の活躍と言われる今の時代に繋がっている。

 思いつくままに昭和の時代を振り返りながら、仕事や人間関係からくるストレスによる精神のバランスの崩れ、そこから発症するうつ病の症候群を上げてみたが、現代でも通用するのではないか。小生の場合は、なんでもこじつけるという「こじつけ症候群」にり患しておりますが、そのはけ口が本通信であります。ではまたお会いしましょう。バイバイキーン
  

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2023年08月08日

モノ申すオジサン物語

モノ申すオジサン物語パート3
「行政を論ず」

 チャリオ君に乗り、例によって本をぎっしり入れたバッグを手に、自称オンブズマン又はチェックマンことモノ申すオジサン(以下、モノジー)が来庁。今日は市役所の本丸ともいうべき企画関係へいそいそと向かった。
「ウッワァ、狭い部屋だがね、ここに何人住んどるの?」と政策を担当する課の入口で第一声。
 いつもの例で課長を探そうと思ったが、どこに誰がいるのか分からずウロウロ。手近の職員をつかまえてボスの所在を尋ねると、「不在」とのこと。それじゃあと窓口の椅子に座って、若手職員に「キミ、まだペイペイかね」と聞くと、「Paypayカードのことですか。あれは民間の事業なので・・・」と説明を始めた。モノジーは何のことか分からず、「ちゃうちゃう。ペイペイって、役のない下っ端の職員のことなんだわ。そうか、もうこの言葉は死語なんだ」とブツブツ。「まあ、いいからいいから。キミにとっておきの情報を与えるから、ちょっと聞きなされ。」と強引に椅子に座らせた。

痛快ワンマン町づくり
「ワシのこと知ってるな。今日はどうしてもお前さんたちに読んでほしい本を持ってきた。ほらこれだ」とバッグから『痛快ワンマン町づくり』(早瀬圭一著 ちくま文庫)を取り出した。
若手職員は「えらく古そうな本ですね。いつ頃の本ですか」
モノジー「これは1989年頃の本だな。34年前か」
「ボク、まだ生まれていませんよ」
「まあ、生まれているとかいないとか、古いとか新しいとかではなく、行政はどうあるべきかを示唆するというか、お手本となるべく町づくりなので、あえて、政策を担当するキミに紹介するわけだ。ここからヒントを得て、素晴らしい政策を市長に提案すると、大出世しまっせ」というわけで、以下、モノジーの″大演説″

 ワシはこれを読んでこれこそホントの町づくりだと思った。ワンマンと言われた東京都の江戸川区長中里喜一氏が『日本一住みよい町』にするために独自のユニークな施策を職員とともに展開している。0歳児の保育ママ制度や高齢者事業団、ホタルプロジェクト、更には親水公園、高齢化社会に対応するために自宅で老いを健やかに過ごせるよう住宅改造の助成など、時には国や都とケンカしながらも施策を進め、全国の自治体のトップとなっている。行政のプロというかヒヨッコというか、キミにぜひ読んでほしい本だ。

江戸川名物『ポニーランド』
 この本にこんなことが書いてある。あるとき、区民から『馬のいる公園をつくってほしい』という手紙が区長あてに来た。担当課が『検討しますが、残念ながら実現は難しいと思います』と返事を書いたところ、区長は『馬のいる公園、面白そうじゃないか。つくりなさい』
 今では『ポニーランド』として江戸川名物になっている。

住民第一主義
 この区長の哲学は何だと思う?住民第一主義だよ。だから二言目には『役所のなかで考えているだけではダメだ。江戸川の町を歩け。各町内を見て回れ。それが仕事だ。住民が何を望んでいるのか。どんなことで悩み、困っているか。それを正しく早くつかむ。職員にはいつも言う。何かやろうとするときはまず住民のところへ行って聞け』と檄を飛ばす。

勇将のもと弱卒なし
 またこれに応える職員がいるから、施策がドンドン実行され、住民に受けるんだなあ。勇将のもと弱卒なし・・・いい言葉だろう。適材適所の配置で職員のヤル気を引き出しているんだ。
 ワシはこれと同じことをやれとは言わん。しかし、その心をつかんでほしい。特に頭のやわらかいキミたちにだ。ではこの本を謹んで贈呈するから読みたまえ。
 では失礼。ホント狭い部屋だなも。

「あれが噂のモノ申すオジサンか。面白い人だな。紹介された施策はポニーランドを除き、今や、自治体にとって標準装備みたいなものだけど、あの区長の哲学は立派だな。行政の基本だ。もっと勉強して、役所という文字どおり役に立つ所の職員にならなければ・・・」とボクの日記に書いておこう。

以上で高座は終了。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン

注) ここで紹介した文庫本(痛快ワンマン町づくり)は1989年頃に発行されたもので、現在ではすでに絶版となっているかも知れません。どうしても読みたいという方は無駄になるかも知れませんが、ひょっとして図書館に収蔵されている可能性はあります。なんせ34年前の本ですから。

  

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2023年08月06日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その14
『や行』の祈り

今回の高座は、「や行」で始まる世相を考えますとの口上。例によって、ネタ帳の古びた黄色いコクヨノートを手に高座の始まり始まり。

☆や やってはいけない 言ってはいけない
 どの分野においても、やってはいけない、言ってはいけないという不文律というか、暗黙のルールというか、掟のようなものがある。ビジネスの例では、最近、中古車販売大手のビッグモーターの自動車保険の保険金不正請求問題がある。事故を起こしていないのに、あるいは事故を起こした車両に、事故以外の傷を故意に付けて修理費を上乗せするという前代未聞の不祥事である。国交大臣が言うように言語道断の恥ずべき行為である。政治の世界においても、官僚である首相秘書官の性的少数者や同性婚をめぐる差別的発言が物議を醸し、官僚が更迭された例があった。この他にも、警察官や教師などの公務員による盗撮やわいせつ行為が日々摘発されている。小学校でいじめ防止対策推進法の重大事態に認定されるいじめの調査報告書が非公表とされた問題・・・
「やってはいけない 言ってはいけない」という職業倫理観の欠如やイマジネーションの貧困さが不祥事発生の背景にあるのではないか。情けない。日本人の濃やかな配慮、心配りは何処へ行ってしまったのか(こじつけ先生は憤っています)。

☆ゆ ♬浴衣のきみは 尾花の簪・・・♬
 ご存じ吉田拓郎の名曲「旅の宿」。1970年代初頭、大学紛争が華やかし頃、若者の怒りや祈り、正義の発露が爆発した時代。若者にとって、政治は生活や暮らしに直結していたが、今はどうだろうか。若者の政治離れというより、学校教育から政治が切り離され、中立であることが教育の原点と勘違いした国策の結果が今の姿ではないだろうか。そんな反省からか、学校教育に政治を持ち込もうとする議会改革の動きがある。子ども議会である。やり方は様々だが、主権者教育の一つとして、子ども自身が議場で議員となり、首長に一般質問をするもの。こうした経験を通じ、民主的な政治を学び、主権者としての意識を育もうとする試みであるが、まだ地方議会でも一部に留まっている。政治を担う議員や首長の皆さん、将来の日本を担う子どもにもっと投資をしてはどうだろうか。

☆よ 世のため 人のため
 好きな言葉はなに?と聞かれると、小生は「世のため 人のため 自分のため」と答えていたが、途中で「自分のため」はあまりにも露骨すぎると思い削除した。小生の元職は公務関係の仕事だったので、ごく自然に当たり前のことと思っていた。大相撲の名古屋場所が終わり、優勝した関脇の豊昇龍が大関に昇進した。その昇進の伝達の際、豊昇龍は「気魄一閃(きはくいっせん)の精神で努力いたします」と口上を述べたとのこと。その意味は、どんなことがあっても力強く進むという意味のこと。思いつかないけど、なんか恰好いいよね。よく故事から引用して使う方もいるけれど、言葉と実体が乖離するケースが多い。人様々だから放っておけばいいけど、詐欺まがいに使う人には閉口する。最近、小生は「世のため 人のため」から「自分の時間を大切に」へと変更した。70代に入ると、残された時間をどう過ごすのか自問自答する。スクールガードやアダプトプログラムなどのボランティア、趣味などのサークルで過ごすのも人それぞれ自由だ。仕事を辞めてから、「どうしてんの?」と安否確認をされるので、「まあ、人並みにブログなどをアップして、人類の平和のために投稿している」と大見得を切ってます。

 「あ行」から「や行」までに関わる世相と言うか、独り言の高座は終了。最後に「ら行」が残ったけど、またの機会にということで、ではバイバイキーン
  

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2023年08月03日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その13
『ま行』の悪夢

今回の高座は、世相に潜む悪夢を述べたいと思いますとの口上。例によって、ネタ帳の古びた黄色いコクヨノートを手に高座の始まり始まり。

☆ま マイナンバーカードの悪夢
 「マイナンバーカードと健康保険証を一体化する」という河野節には騙されませんぞ。別人の医療情報などが誤登録されるなどのトラブルが相次いでいる。ある全国紙の世論調査では「マイナ制度に不安を感じる」が64%、来秋の健康保険証の廃止に対し「反対」が57%に上っているとのこと。岸田・河野コンビは功を焦りすぎて墓穴を掘っているとか、ライバルの河野を蹴落とす戦略とか、政界スズメはうるさくさえずりまくっている。なぜ、国民の声を聴こうとしないのか。一旦立ち止まって、現状を検証してから今後のことを考えればいいのではないか。日本のデジタル化は、国際的に何周もの周回遅れなので、今更慌ててやることも無いだろうと思うがね。政治の貧困化を何とかしないと、世界的に埋没してしまうだろう。出でよ!令和の高杉晋作よ。

☆み 身だしなみ症候群って知ってる?
 現代社会のスピードについていけず、朝から無気力で夫や子どもの世話をせず、自分の身だしなみも気にしなくなって、うつ状態になる女性(主婦)。味噌汁に髪の毛が入るようになったら要注意。現代人は精神のバランスが崩れ、「こころの病」に侵されているようだ。別の高座の時間に○○症候群特集でもやりまっせ。

☆む 昔はよう・・・
 昔話は年取った証拠。ムリして生成AIとかチャットGPTとかを仕入れて話しても、底が知れてる。自然体が楽で一番いいようだ、と誰か言ってくれないかなあとこじつけ先生の独り言。

☆め メシ・フロ・ネル
  メシ・フロ・ネルの三語亭主は死語みたい。かつてはこんな人が日本を引っ張っていたけれどね。いつの間にか定年(熟年)離婚とか妻からの三行半でいなくなってしまった。今はジェンダー平等、多様性のある社会ですぞ。

☆も モテる男の条件
 小生が若かりし昭和の時代は「サラサラヘアにショウユ顔、スベスベお肌に、背は高く、痩身」だったけど、今でもそうなのかな。それにしても、婚姻率が低下し、少子化が加速している。総務省の人口動態調査によると、本年1月1日の時点の外国人を含む総人口は1億2541万6877人で、前年と比べ約51万1000人の減。日本人に限ると約81万1000人の減。初めて47都道府県すべてでマイナスとなったとのこと。合計特殊出生率が現在の1.3で推移すると、2100年に4100万人2200年に800万人、2340年に100万人、3300年にゼロ、日本民族は消滅となるらしい。人口減を食い止めるには合計特殊出生率2.1程度が必要だが、政府目標の1.8が達成されても、100年後の日本の人口は約9000万人の推定だ。「人を大切にする政策」を怠っているツケが将来世代に回されていく。

 悪夢の高座となってしまいました。せめて今晩は楽しい夢をみてくださいな。ほなまたお会いしましょう。バイバイピ~
  

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