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mc1397

2023年08月06日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その14
『や行』の祈り

今回の高座は、「や行」で始まる世相を考えますとの口上。例によって、ネタ帳の古びた黄色いコクヨノートを手に高座の始まり始まり。

☆や やってはいけない 言ってはいけない
 どの分野においても、やってはいけない、言ってはいけないという不文律というか、暗黙のルールというか、掟のようなものがある。ビジネスの例では、最近、中古車販売大手のビッグモーターの自動車保険の保険金不正請求問題がある。事故を起こしていないのに、あるいは事故を起こした車両に、事故以外の傷を故意に付けて修理費を上乗せするという前代未聞の不祥事である。国交大臣が言うように言語道断の恥ずべき行為である。政治の世界においても、官僚である首相秘書官の性的少数者や同性婚をめぐる差別的発言が物議を醸し、官僚が更迭された例があった。この他にも、警察官や教師などの公務員による盗撮やわいせつ行為が日々摘発されている。小学校でいじめ防止対策推進法の重大事態に認定されるいじめの調査報告書が非公表とされた問題・・・
「やってはいけない 言ってはいけない」という職業倫理観の欠如やイマジネーションの貧困さが不祥事発生の背景にあるのではないか。情けない。日本人の濃やかな配慮、心配りは何処へ行ってしまったのか(こじつけ先生は憤っています)。

☆ゆ ♬浴衣のきみは 尾花の簪・・・♬
 ご存じ吉田拓郎の名曲「旅の宿」。1970年代初頭、大学紛争が華やかし頃、若者の怒りや祈り、正義の発露が爆発した時代。若者にとって、政治は生活や暮らしに直結していたが、今はどうだろうか。若者の政治離れというより、学校教育から政治が切り離され、中立であることが教育の原点と勘違いした国策の結果が今の姿ではないだろうか。そんな反省からか、学校教育に政治を持ち込もうとする議会改革の動きがある。子ども議会である。やり方は様々だが、主権者教育の一つとして、子ども自身が議場で議員となり、首長に一般質問をするもの。こうした経験を通じ、民主的な政治を学び、主権者としての意識を育もうとする試みであるが、まだ地方議会でも一部に留まっている。政治を担う議員や首長の皆さん、将来の日本を担う子どもにもっと投資をしてはどうだろうか。

☆よ 世のため 人のため
 好きな言葉はなに?と聞かれると、小生は「世のため 人のため 自分のため」と答えていたが、途中で「自分のため」はあまりにも露骨すぎると思い削除した。小生の元職は公務関係の仕事だったので、ごく自然に当たり前のことと思っていた。大相撲の名古屋場所が終わり、優勝した関脇の豊昇龍が大関に昇進した。その昇進の伝達の際、豊昇龍は「気魄一閃(きはくいっせん)の精神で努力いたします」と口上を述べたとのこと。その意味は、どんなことがあっても力強く進むという意味のこと。思いつかないけど、なんか恰好いいよね。よく故事から引用して使う方もいるけれど、言葉と実体が乖離するケースが多い。人様々だから放っておけばいいけど、詐欺まがいに使う人には閉口する。最近、小生は「世のため 人のため」から「自分の時間を大切に」へと変更した。70代に入ると、残された時間をどう過ごすのか自問自答する。スクールガードやアダプトプログラムなどのボランティア、趣味などのサークルで過ごすのも人それぞれ自由だ。仕事を辞めてから、「どうしてんの?」と安否確認をされるので、「まあ、人並みにブログなどをアップして、人類の平和のために投稿している」と大見得を切ってます。

 「あ行」から「や行」までに関わる世相と言うか、独り言の高座は終了。最後に「ら行」が残ったけど、またの機会にということで、ではバイバイキーン


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