こじつけ先生の処世術高座その16
雨にも負けず 風邪にも負けず
今回の高座は、小生が若かりし頃に出会った、あるサラリーマンを宮沢賢治風の詩にしたためたものです。こういう人物が昭和の時代にはいたとの口上で、高座の始まり始まり。
雨にも負けず
風邪にも負けず
少々の熱でも出社し
ウイルス菌をまき散らし
汗と涙と盆暮の努力で得た
ポストをひたすら守り
上には忠誠をつくし
下には小言を言い
パチンコ マージャン ギャンブルを
人並み以上にこなし
人から進む道を間違えたと言われ
特にカラオケには抜群の才能を発揮し
芸が身を助ける手本と言われ
少々成人病でも酒を飲み
あらゆることを自己中心に考え
筋の通らぬことをシソーノーロー気味の口臭で主張し
連絡業務と言って他課へ遊びに行き
昼食と退社時に姿を見せ
定時にはいつの間にかいなくなり
帰りに中京スポーツを買い
弁当を入れたバッグを持って赤ちょうちんをくぐる
そういうアナタと一緒に働きた・・・
お盆の頃になると、なぜかこの方が思い出されます。ではまたバイバイキーン