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mc1397

2023年08月22日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その19
非まじめ宣言

 失われた30年から脱却しつつある経済。一定の賃上げはあったものの、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発したエネルギーや穀物の危機により、食糧品を始めあらゆる物品が高騰している。実質賃金はマイナスとか。日銀の異次元の金融緩和策も徐々に改善されるようだが、世界情勢が複雑化している中、日本単独で政策が進められるものではない。戦後、日本は米国の舵取りにお任せするような状況の立ち位置にあるのではないかと思う。そのような中、企業の経営はどうなるのか、働く社員はどう考えるのかについて、今回の高座は考えようと思う。では高座の始まり始まり。

帽子は軽いほうが・・・
 ある経営者は信条を問われ「帽子は軽ければ軽いほうがいい」と答えた。経営者はいわばシャッポ。会社の心臓は働き手のスタッフだから、頭ばかりが気になって手足が思うように動かせなくなってもいけないとのこと。経営のコツは「社員を信頼し、働きやすく、楽しいムードの職場をつくることを心がけています」とのこと。「人を大切にする経営」でとても大事なことと思う。
 民間企業と自治体の経営は基本的には異なるが、類似性も多い。経営者や自治体の首長(市長村長)は親しみやイヤミを込めてオヤジさんと呼ばれることがある。「オヤジさんは休日がないほど激務だ。行事や会合が目白押しで休まる暇がない。大丈夫かな」とか「最近のオヤジは細かくなった。小さなことまで承知していないと気になるのか。もっと任せてほしい」などのように使われる。
 親任せの子どもが悪いのか、オヤジができすぎているのか。あわてずに着実に進めたらと思う。だってあなたの前には誰もいないし、後ろにも当分誰もいないのだから。

非まじめ宣言
 小生は長年公務関係の仕事をしていたので、公務員について一言。公務員のイメージは堅い、融通が利かない、そしてまじめ。中には融通が利きすぎて塀の向こうに行く人もいるが、圧倒的に多くの同業者はクソがつくまじめな人間だ。それ故やることなすことが社会より一歩も二歩も遅れている。
 あるグループ経営会社の代表は「一番大切なのは時代の兆候をいち早く読み取ること。だから″誠実・勤勉・まじめ″な人が多い企業などは時代に乗り遅れる可能性がある」と提言している。官公庁は時代に乗り遅れてもつぶれることはない。だからといって自己革新の努力を怠ってはいけない。創造性と発想の転換は、ゆとりを持った非まじめ人間ほど鋭い。より快適に愉快に仕事をしたいものだ。「非まじめをまじめに遂行する」のも面白い。

ヨイショ
 人間関係をうまくこなす人はお世辞がうまい。「お世辞こそ人生の処世術」というわけだ。誰しもヨイショされて怒る人はいない。お世辞と分かっていても悪い気はしない。中にはその気になって舞い上がり、ハシゴを外される人もいる。お世辞もホンネとタテマエがある。それを使い分けたり、見抜いたりしないとエライ目にあったりする。お世辞は、①本心で口にする②多少その気だが、半分は相手の歓心を買うため③社交辞令的なもの、の三通りある。このうち使い分けが難しいのが②と③。相手の心をくすぐる程度ならいいが、あまり度が過ぎると逆の意にとられたりするしイヤミになる。ホドホドに使うことが生きたお世辞になる。口の達者な人がうらやましい。

 こじつけもホドホドにしないとイヤミになると知っていても、こじつけ先生の高座はいかがなものか。このところ高座の受講者はほぼ限定的なようだ。まあ多くても少なくてもヨイショする必要はないから、こじつけ先生は気軽でいいよねと影の声。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン
  

Posted by mc1397 at 09:01Comments(0)TrackBack(0)