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mc1397

2023年08月25日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その20
金太郎から桃太郎へ

 昭和の時代、「24時間戦えますか」というビジネスマンを鼓舞するCMとともに、日本経済は成長を遂げてきた。そしてバブルの崩壊とともに、失われた30年という長きにわたるデフレ経済の下、いつしか″日本病″に陥ってしまった。どう回復するのか。その戦略は見えてこない。
情報化社会では、時代を先取りした戦略が求められる。戦略の先頭に立つべきリーダーはどうあるべきかをテーマに高座の始まり始まり。

「オレについてこい」式のリーダーシップでは、現代の変化の速さにはついていけない。サッカー、ラグビー、野球などチームワークの時代だ。それもかつての巨人軍野球型ではなく、柔軟性に富み、状況対応も素早いラグビー型組織が理想ではないだろうか。上司と部下はどうあるべきかを考えてみよう。

迷惑上司の傾向と対策
ブッとび上司
 自分の仕事や都合の悪いことは部下に押し付ける調子のよさ。自分は火の粉のかからない後方で上司風吹かせて言いたい放題。
 責任放棄する上司はいらない。進んで上司の仕事を代行し、上司の地位を脅かせ。あるいは手抜き・気抜き・責任抜きの三抜きで問題を起こさせる。

スーダラ上司
 昭和の時代のスーダラ節を字のままに実行する、やる気なしの無責任上司。ミス続出、成績低下、部下は働かないという野放し状況。
 風紀委員会を作り、職場の綱紀粛正を実施する。あるいは上司に合わせてスーダラ化しサラリーマンライフを思いっきりエンジョイする。

非主流派上司
 社内的にパワーのない非主流派上司を持つほど辛いことはない。企画も提案も主張も何もかも取り上げられず、必然的に職場に活気はなくなる。
 上司と共倒れになる前に主流派上司のいる部署に転属する。

ニワトリ上司
 言ったことも聞いたこともすぐに忘れる上司。周囲は仕事のミスをされてはとハラハラドキドキ。
 発言をスマホで録音するしか対策はない。何でこんな奴が上司に・・・。

ゴマスリ上司
 上の機嫌取りばかりやっている上司。部下の言い分には耳を貸さず、上の人にお世辞タラタラ。
 こういう上司はいじめるに限る。部下総出で取り囲んで搾り上げ総括させる。

ノミュニケーション上司
 一杯がコミュニケーションと思っている上司。人の迷惑も考えずに今夜もどう?の声。
 こういう上司には大勢で行き散財させること。

ナツメロ上司
 おれたちの若い頃は・・・を連発し、昔ながらの滅私奉公を強要する上司。年休は名ばかりの存在に。
 労働時間短縮の国際的流れを理詰めで説明する。それでも駄目ならヘルメット、ゲバ棒で抗議する。こんなことが昭和の時代では許されていたけどね。

冷血上司
 部下を馬車馬のようにこき使い、反論は一切認めず、部下を人と思わない上司。忍の一字で耐え忍ぶが、最後は怒りを爆発させよう。
 現在進行形中の○○○モーターズという会社がまさに該当する。上司が冷血というより会社の方針そのものが冷血なんだろうな。前時代的な経営者の考え方が根底にあるのだろう。顧客、従業員など人を大切にしない会社は市場から退場するしかない。

フォーカス上司
 私生活に干渉する上司のこと。一番いいのはこの上司を逆フォーカスして、私生活の弱みを握ること。

責任転嫁上司
 自分のミスを部下にふる最悪パターンの上司。社内に噂を流し、世論操作をして上司の評判をとことん落とす。再起不能になるまで徹底的に痛めつける。

めざせ!桃太郎社員
 どこを切っても同じ顔の金太郎飴。大量生産時代の単価値のシンボルだ。今やビジネスマンの理想型は桃太郎社員へ。気は優しくて力持ち。おまけに賢いところがミソ。
 21世紀は人々が真の豊かさを実感できる生活の実現が目標であったはずが、どこでどう間違えたのか、ロシアによるウクライナ侵攻を契機に核の使用へ時計の針が進んでいるようだ。戦争を早期に終結させ、あるべき姿を取り戻さなければならない。そのためには経済グローバル化への対応、地球環境の保護、社会への貢献など「優しい心」を持つと同時に、研究開発、技術、情報に「強い力」を備えた企業が理想型。いわば「気は優しくて力持ち」かつ「賢い」桃太郎的企業(行政)こそが21世紀のあるべき姿といえよう。中間層の意識改革がそのキーワードといえる。

「係長・主任」の中間層がリーダーになる時代へ
 上司と部下のギャップを生む要因は、育った文化環境や世代別の価値観の違いにあるが、係長や主任といった中間層が仕事の在り方などを変える桃太郎になっていくのではないか。そのためには「係長・主任」の職にある者がどんな仕事したいのか。どんな仕事が求められているのかという主体性と先見性をもって行動することが必要だ。団塊の世代が後期高齢者となるこれからは、今までのタテ社会の構造を変えなくてはならない。器を変えるとともに中身も変えることが求められる。「係長・主任」の職が職場のリーダーになる時代だ。

 混沌として不透明な時代。どんな未来が待ち受けているのか。明るい未来を目指し、一歩一歩着実に歩むこととこじつけ先生は言うものの、昭和の時代の発想から抜け切れずにいる自分がもどかしいようです。でも何か言わずにいられないようです。桃太郎が世界に羽ばたけるのかというところで、高座はおしまい。ではまたお会いしましょう。バイバイキ~ン
 
  

Posted by mc1397 at 12:03Comments(0)TrackBack(0)