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mc1397

2023年07月09日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その6
ライバルの研究
「自分を磨き、さらに大きく」

 高座も6回目となった。受講生は相変わらず少数だが、聴講しがいがあるようなテーマで、今回も行いますという口上のもと、昭和の時代から使用しているネタ帳ともいうべき黄色に変色したコクヨの大学ノートを取り出し、ライバルに関する研究の成果についての話が始まった。

 古今東西、人は競い合って大きくなってきた。いわゆるライバルだ。
 項羽には劉邦が、謙信には信玄がいた。思いつくままに述べると、
 西郷隆盛VS大久保利通
 清少納言VS紫式部
 紀伊国屋文左衛門VS奈良屋茂左衛門
 中原中也VS小林秀雄
 長嶋茂雄VS村山実
 栃錦VS若乃花
 チャップリンVSキートン
 ゴッホVSゴーギャン
 キャンディーズVSピンクレディ
 力道山VSルー・テーズ
 馬場VSアントニオ猪木
 ローリングストーンズVSビートルズ
 矢吹丈VS力石徹
 犬VS猫
 ・・・・・・・キリがないけど一触即発、切磋琢磨のライバル達。
「あいつには負けたくない」・・・憎み、認め合い、戦うことでライバル達は自分を磨き、さらに大きくなっていく。キミにライバルはいるのか。

「なにも人と争わなくても・・・わたしはマイペース」という方もいるでしょう。仕事であれ、趣味や芸術であれ、より高い目標を持ってやろうとすれば、良きライバルがいるといないとでは随分違うことだろう。仲良しでいくのも一つのやり方なら、あえてライバルに挑戦するのも方法だ。

ヤル気になる
 もともと人間は弱いものだから、楽なほうを選んでしまう。「まあ、こんなもんでええだろう」と。この安定志向をヤル気に変えるのがライバルだ。
 ライバルは実際に存在するから、「あいつには負けたくない」という気持ちは、人間の闘争本能の現れである。ただ単に「あいつを蹴落としてやろう」と思うだけだったら、それはひとりよがりに過ぎない。
 ライバルとの関係は自分が持つ十の力をさらに十二、十三に伸ばしてくれ、ともに向上できるかどうかにある。相碁井目(あいごせいもく・・・同じ事をしても腕前の上下にひどい差があることで、人に賢遇の差があることをいう。勝負事は相手と力が釣り合っていることが大切で、力に大きな開きがあるときには勝負にならない)ではライバルとは言えない。

ライバルの条件
 ライバルにはいくつかの条件がある。
① 自分の近くにいること。
② 自分より少し力が上だと思える相手であること。
③ お互いライバルと認め合えること。

 競争していくなかで勝つこともあれば、負けることもある。負けたからといって意気消沈することもない。そのときの自分の気持ちをどう処理するか、どう立ち直るかということを学び取るところにライバルの効用がある。

 以上で本日の高座は終了ですと言ったところで、受講生から質問ありの声。
質問「こじつけ先生にとってライバルは誰ですか」
先生は思わぬ質問にたじろぎながら、「わたしにライバルはいませんが、絶えず念頭にあるただ一人の方は「『おっかない(家内)』ですが、このことは内密に」との回答であったことを付記しておきます。では、またお会いしましょう。バイバイピー


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