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mc1397

2023年07月12日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その7
『あ行』の世相

 今回の高座は、「あ行」で始まる世相を考えますとの口上。例によって、古びた黄色いコクヨノートを手に高座の始まり始まり。

☆あ 愛のコリーダという1976年という昭和の時代に公開された映画ですが、その描写の激しさからハードコア・ポルノとして評判になった。と言っても肝心な部分はカットされるか、ボカされたようだった。でも男女の愛情、痴情、もつれなどが表現された芸術作品であったが、最近の男女関係の痴情のもつれの果ては凄まじいものがあり、殺人に至るケースもある。お~怖わ。小生は、愛に凝り~たですわ。

☆い イワシが不漁とか。庶民の味方はどこにいったのか。地球温暖化が原因と言われるが、よく分からない。帰ってこ~いよ。

☆う ウナギの季節。土用の丑の日(2023年は7月30日)がやってくる。うなぎの蒲焼やうな重の値段が高く、庶民の口まで届かない。国や自治体の補助金もない。せめて匂いだけでもとは落語の世界の話。本年は卯年。小生は6度目の年男。ウサギと言うと、小生の記憶によると、昭和の時代の話だが、かつて坂田防衛庁長官が委員会答弁で、両腕をうさぎの耳のごとくかざして、情報収集に努める旨の答弁で質問を煙に巻き、大向こうを唸らせたことを思い出した。こうしたユーモアのある政治家が昭和の時代にはわんさといたものだ。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻や中国の台湾武力侵攻のおそれ、東アジアの不安定化に対し、現状は防衛費の増強、武器輸出などきな臭い方針が国民の意向を聞くことなしに政府決定されている。平和憲法を基本とする日本は一体どこへ行くのでしょうか。

☆え AIの時代。人工知能のこと。生成AIがチャットGPTを活用して答を出すとか。そこでこんな質問をしたら、どう答えるのだろうか。
問「うなぎの蒲焼やうな重が高くて食べられない。安く食べる方法はあるのか」
答(想定)「確かにうなぎの定食などが高騰している。庶民の口までなかなか届かないようだ。特に年金生活者には無縁の味となるだろう。どうしても、うなぎを食べたいという方に提案だが、「うなぎパイ」でガマンしなはれ。又はもっと稼いで本物を食べる努力を人間はしなはれ」

☆お 「お」の世相が思いつかないので、生成AIに質問をしたらどう答えるのか。
問(想定)「『お』で始まる世相はあるのか」
答(想定)「先ほどもくだらない質問をした方だね。自分の頭で考えても出てこない、くだらない質問は止めるように。アテは世界中から質問が押し寄せているので忙しい。どうしても聞きたければ、大阪のオバハンに聞きなはれ」
なんて答が出るのでしょうか。そこで生成AIに頼るのではなく、人としての誇りを持って考えた。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」(高杉晋作の句)でどうか。と思ったら、ある人から横槍が入り、「下の句もありまっせ」。調べてみると、京都の女性歌人で晋作の友人である望東尼が「すみなすものは心なりけり」と詠んでいる。ようするに、晋作の気持ち次第ですよと志士としての活動を応援しているのだ。この二人は「あ」の不純なカップルと違って、幕末の動乱の時代にあって、日本のあるべき姿を考え、世界に冠たる日本を目指していたのではなかろうか。晋作なら、今の日本の進むべき方向をどのように考えるのだろうか。晋作が守ろうとした日本は、情が濃やかで、美しく、温かき社会であったのではなかろうかと考える。

本日の高座は以上です。次号は「か行」をテーマとしたいと思いますが、できるかなあ。それでは、バイバイピー。


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