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mc1397

2023年09月28日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その29
現代版「はだかの王様」
 なぜドンは挫折したのか?

 本年6月12日付けの高座その3で「独裁者は『はだかの王様』」を掲載しましたが、今回もその後の状況を踏まえて第2弾として、「はだかの王様」を考えたいとの口上。では高座をお楽しみあれ。始まり始まり。

 ドンといわれた実力者が自ら墓穴を掘って舞台から降りている。古くはリクルートでつまずいたNTTの会長、NHKでも衛星放送打ち上げに失敗した時どこにいたのかと聞かれ、ウソをついたことがバレての会長辞任、最近の例では、〇〇モーターの保険金不正請求問題や芸能界におけるジュニアへの性加害問題の社長辞任があった。いずれのドンも、優れたリーダーであり、たたき上げのキャリアでトップに立った。なぜドンはつまづき、挫折したのだろうか。
 ある評論家はこのように分析している。
「優れたリーダーが独裁者になり、次第に裸の王様になる。独裁者のあらゆる言動・・・間違いまでも褒めそやす。誰も苦言を呈さなくなる。逆に、忠義面して異論を口にした人間たちのことを独裁者に告げ口する。余計な尾ひれまで付ける。・・・誰もが独裁者のご機嫌取りだけを考える。こうなると、どんな人間でも自分の言動、ふるまいについての判断が狂ってしまう。そして、おそろしくワキが甘くなってしまう。ノーガードになってしまう。その意味では、内なるヒラメ官僚たちによってたかって″裸の王様″にさせられた被害者だと言えるのかもしれない」
 組織である以上は権限を持つ者がそれぞれの部署におり、その頂点に最高責任者の長が君臨するというピラミッド構造となっている。もちろん、監視機能として監査や経営委員会といった機関も存在するが、有名無実化する場合が多い。
 すべてが上意下達でドンを補佐する立場の者が「ヒラメ官僚・イエスマン」になり、「お説ごもっとも」と追従するようでは、その組織の将来は暗い。権力者は独裁者となり、現代版「裸の王様」となってしまう。いわば、ヒラメ官僚やイエスマンが独裁者を生み、裸の王様を作るということだ。
 ではなぜイエスマンが増えるのか。簡単だ。上に可愛がられ、登用されることを望むなら、上に向かって意見を言い、立てつくより「ハイハイ」で通した方が「カワイイやっちゃ」となる。
 企業であれ、行政であれ、組織内で自由闊達にロマンを語りあえるようにしたいものだと昭和人間を自称する小生は考える。

こじつけ先生は自ら昭和人間と言っているが、時代遅れの人間であるかもしれません。◯◯モーターや◯◯ニーズ事務所が世間を騒がせている。共通していることは、人を大切にする経営をしていないことに尽きるのではないかと考えます。ではまたバイバイキ~ン


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