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mc1397

2023年10月10日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その32
健幸シリーズその1
ストレスとウツ病
 余裕をもって心の健幸を

 現代はストレス社会。ストレスを適度に発散させないと、やがてはウツ病という「心の病」になる。平均的なサラリーマンなら誰でもひょんなきっかけでストレスが高じて、ウツ病に発展する要素を持っている。今回は健幸シリーズその1として、「ストレスとウツ病」を考えたいとの口上。高座の始まり始まり。

 厚生労働省が本年8月4日に公表した「令和4年労働者安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事や職業生活における不安やストレスに関する事項では、強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる労働者の割合は82.2%となっている。その内容は、「仕事の量」が36.3%と最も多く、次いで「仕事の失敗、責任の発生等」が35.9%、「仕事の質」が27.1%となっている。労働者の8割強がストレスを感じている。
 この背景には、技術革新、IT化という労働環境の急変、労働者の高齢化に伴うストレスに対する抵抗力の低下などがあると言われる。

硬直した筋肉をゆるめよう
 ストレスの症状は筋肉の緊張に現れる。常時仕事の緊張状態が続くと、人間の筋肉は弛緩しなくなる。ストレスが続くと肩こりになるのはそのため。ではどうしたらいいのか。まず硬直した筋肉をゆるめてやろう。
☆簡単な筋肉の弛緩法
 毎日一回全身の力を抜く練習をする。全身に力を入れてぱっと抜く。これを繰り返す。
 これを続けてもリラックスした状態にならないようなら、まだ緊張状態にあるので、思い切って休むなどリフレッシュをしたほうがよい。それでもおかしいようなら早めに病院へ。

ウツ病の予防と対策
 ウツ病予防として、次のように指摘されている。
 ウツ病はストレスが高じ、心身とも疲労が重なったときにかかりやすい。
 ウツ病になるきっかけは次の三つ。
・家族や親しい人を失ったとき。
・自分が追い詰められ、どうしても逃げられない状況だと思い込んだとき。
・前途に全く希望が見出されないと感じたとき。
 以上のような条件が重なったとき、ウツ病になりやすい。中でも粘着型の性格あるいは執着型の性格の人はウツ病予備軍ともいえる。つまり、融通の利かないまじめ人間、妥協できない完全主義者、気が小さくて自己主張できない人、まったく趣味のない人や逆に趣味にのめりこむ人も当てはまる。
 ウツ病も早期発見、早期治療が大切だ。

ウツ病の進行
☆第一段階
  何をやるにも面倒になる。例えば、朝起きて歯を磨き、新聞を読むと言ったことができない。いつまでもゴロゴロしたい気分が続く。
☆第二段階
  人嫌いになる。人と会うことがイヤになり、できるだけ避けようとする。
☆第三段階
  決断力が低下する。2~3時間ほど眠ると目が覚め、朝まで眠れない。食欲が減り、何を食べてもおいしくない。
  このまま放っておくと、「希死感情」が生じる。つまり自殺願望。会社にも家族にも迷惑をかけているという強迫観念に取りつかれ、自分を責め続ける。なんらかの引き金があると自殺してしまうことになる。

高望みせず、楽観的に
  この引き金になるのは上司や奥さんの「激励」にあることが多い。重症のウツ病の人に「しっかりしろ」は禁物だ。
  競争社会が続く限り、ウツ病になる要素は多い。風邪を引くのと同様に気軽な気持ちで病院に足を向けてほしい。軽いうちなら二週間に一度くらいの通院ですむそうだ。
  ウツ病にかからないための対策として、
・高望みし過ぎないこと。「人生80%主義」と楽観的に考え、余裕を持つこと。
・「いくつもの顔をもつこと」。変身型人間になり、会社を一歩出たら仕事を忘れ、別な人間になるよう自分でコントロールすること。
・40歳半ばまでには一つでも趣味を作っておくこと。

 こじつけ先生は言います。「適当に遊びなさい。趣味を持ちなさい。お小遣いがないってか。奥さんに賃上げ交渉しなさい。何だって、これが最大のストレスなの。ご同輩、大変だのう。お見舞い申し上げます」で本日の高座はお終い。ではまたバイバイキ~ン
  

Posted by mc1397 at 10:40Comments(0)TrackBack(0)