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mc1397

2023年10月26日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その35
健幸シリーズその4
突然死を考える
 半分以上は予知できる
 健康チェックを怠りなく

 バリバリ働いていた中高年が急にバッタリ・・・いわゆる突然死や過労死。
 古いデータで恐縮だが、「突然死は半分以上予知できる」とのデータがある。

心電図でチェック
 データによると、人間ドック受診者で、受診後二年以内に心筋梗塞など虚血性心臓病で死亡した91人の健診データを分析した結果、死亡者の平均年齢は57歳、死亡病名は急性心不全、心筋梗塞などが84人、その78%が倒れてから24時間以内に死亡した心臓病による突然死だった。
 突然死した人たちのデータと健康人のデータを比較分析したところ、安静時の心電図異常率の比較では、死亡群は心筋梗塞8.8%(健康群は0%)、心筋異常20.9%(同3.4%)、心房細動(脈の乱れの一種)2.2%(同0%)と非常に対照的だった。
 運動(階段昇降)後の心電図検査では死亡群28.6%が陽性だったが、健康群は3.4%だったほか、運動中に苦痛を訴えたため検査を見合わせた「負荷中止群」が死亡群27.5%(健康群0%)。これらの検査から心臓急死したグループの56%は死亡前のデータでは発病が予知されていた。
 専門用語もあって分かりにくいデータであったが、要するに心電図検査や運動負荷検査、24時間連続心電図で異常データを捉えることができ、心臓病などの危険が予知できること。予知できれば当然その対策も可能であり、突然死という不幸は避けられる。
 だが残念なことに私たちが受診できる人間ドックや健康診断では、一般的な検査のためどこまで異常なデータが取れるのか不明。専門的な検査が必要ではなかろうか。

脳疲労の積み重ねで疲労が蓄積
 前回の健幸シリーズその3で取り上げた「過労死」を再び考えよう。
 過労死の死因は、くも膜下出血・脳出血などの脳の血管障害や急性心不全など心臓の病気がほとんどであり、年齢別では40代、50代の働き盛り、職種はホワイトカラー、管理職、公務員、技術者に過労死が見られる。
 労働者の健康状況のある調査によると、
① 翌朝に前日の疲れを持ち越す人は約52%
② 仕事や職種で不安、悩み、ストレスを感じている人は約55%
これらからサラリーマンの大半は『半健康状態』にあるといえる。
 過労は一口で言えば働きすぎ。仕事の疲れがなかなか取れないという″慢性疲労″が続いて、やがて健康を損ねて健康障害となる。この状態を「過労」という。
 現代の疲れはICT化に見られるように脳疲労あるいはストレス性の強い疲労であり、現れ方はじわじわなので疲れを自覚しても我慢できてしまう。その積み重ねで疲労は蓄積する。この基本的なパターンが過労死の背景にある。

病気の素因に過労が作用
 サラリーマンみんなが疲れ気味だとしても亡くなるわけでもない。ある危険因子がなければ、心筋梗塞とか、くも膜下出血を起こすこともない。
 脳出血の危険因子として高血圧、年齢、炭水化物中心の食習慣、酒の飲み過ぎなどがある。心筋梗塞では、タバコの吸い過ぎ、高コレストロール、糖尿病などが個人のリスクファクターとなる。
 中高年になれば、何らかの病気の素因はあって当たり前。問題はそこに加わる加重負荷、特にストレス的な加重負荷の作用がどの程度のものであるかということだ。

過労で倒れないために
 40歳を過ぎると、血管は老朽化し、過労やストレスに対する回復力も衰える。そこで過労で倒れないための自衛策は、
① 家庭での団らんを大切にして気持ちや身体を楽にする。
② ストレス解消として自分の趣味を持ち楽しむ。
③ 適度の運動
④ 偏りのない栄養
⑤ 酒を飲み、テレビを観るという受け身的な休息ではなく、遊びを大切にする。
⑥ 健康診断や人間ドックで健康チェックをする。
⑦ 残業はしない(あるいは減らす)、深夜労働はしない、年休の完全消化、労働量を減らす。
など個人や組織全体での努力が求められている。

 前回の高座と重なる部分がある高座となりましたが、自分自身で健康管理をすることが基本の核心であるので、くれぐれも″討ち死に″はしないようにとこじつけ先生は願っているとさ。ではまたバイバイキ~ン
  

Posted by mc1397 at 10:10Comments(0)TrackBack(0)