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mc1397

2023年09月08日

雑談の広場

雑談の広場その2
名言抄
「新たな視点を求める」 鳴沢泰一
よくアマの人に″プロは何手ぐらい先が読めるのですか″と聞かれます。しかし、プロとアマの差はそのような読みの量の差ではなくて、質の差なのです。例えば、A地点から100㎞離れたB地点に、早く通信する競争をしたとします。ある人はA地点からB地点に走っていき、競争します。しかし自動車を知っている人がこれを見たらどうでしょうか。この競争は大変むなしくなってしまいます。さらに電話という方法を知っていたらどうでしょうか。
 実は強くなっていくということは、このように考え方の質が上がっていき、新たな次元、新たな価値観を発見することなのです。ここに一番のポイントがあるのです。
 ですから強くなるためには、常に今の考え方、見方に満足せずにこういう角度から見て、新たな視点がないかを探求する求道心が大切です。これはすべての道に通じることだと思います。
*平成21年に引退された鳴沢泰一九段(囲碁)が日本棋院発行の囲碁クラブに寄稿した一節です。

四国八十八か所遍路
遍路中の十善戒(諸戒の中で基本となるお大師様のお言葉)
不殺生(ふせっしょう)…生きものを殺さない。
不悪口(ふあっく)…人の悪口はいわない。
不偸盗(ふちゅうとう)…盗みをしない。
不両舌(ふりょうぜつ)…二枚下を使わない。
不邪婬(ふじゃいん)…邪婬しない。
不慳貪(ふけんどん)…貪欲であってはいけない。
不妄語(ふもうご)…嘘や偽りを言わない。
不瞋恚(ふしんに)…怒らないこと。
不綺語(ふきご)…大ぶろしきを言わない。
不邪見(ふじゃけん)…間違った考えを持たない。

 遍路に行った人から次のようなことを聞いたので紹介します。
守ろうと心掛けるが、一日も守れず、なかなか難しい。そして遍路に出て心和むのは、その地方地方の方言や人のやさしさで自分をもとに戻してくれるような温かさである。この温かさがなかなか忘れられない。時間があれば一度四国へ行ってみては・・・

読書の季節
  情報時代を生きていく最高のキメテは、なんといっても本を読むことだと思う。ビジネス書であれ本から得る知識は多い。
「あまり時間がなくてね」とおっしゃる方がいるが、ホンネは面倒だから読まないのだ。パチンコをする時間があっても、本を読む時間がないということだ。効果的に読むにはどうしたらいいのかを考えてみよう。
 読書術の簡単なテクニックは二通りある。一つは視線の後戻りを防ぐことで読むスピードを上げること。標準速度は一分間200~300語だが、視線の後戻りを防ぐことで600~700語に増やせる。そのためには意識的に目をどんどん前へ進め、単語ではなく文章を読む。
 もう一つは心の中の音読を止めることである。子どもの頃に身に付いたこの癖が読むスピードにブレーキをかけている。
 読んでいる行を鉛筆かなにかでたどっても、読む速度は速くなる。読む速度に伴って理解の速度も向上する。
 布団に入るとき、枕元に2,3冊持ち込んで、婉曲に女房の要求を退けるという読書の効能もあるそうだ。

藤吉郎
 NHKの大河ドラマ「どうする家康」。評判はいまいちのようだ。最初の頃の松潤の演技は素人に毛が生えたようで、思わず大丈夫?と声が出たが、最近は演技になれたのか、それらしくなってきたようだ。いずれにしても家康公を演ずるのは難しい。脇役の松重などが支えている。歴史上においても、家臣の支えがあってこそ天下人になったのだろう。この家康公を食ってしまったのが秀吉役のムロツヨシ。信長と藤吉郎のカラミが面白いということで、藤吉郎について一言。
 藤吉郎は信長の性格をよくつかみ、とにかく仕えに仕えて出世する。どんなくだらない情報でも逐一報告する。戦では一番危険な敗走の殿(しんがり)をイヤな顔せずに務める。信長はそんな藤吉郎がかわいくて仕方がない。
 権力者は総じて孤独だ。悩み、迷いがあっても、うかつに相談できない。弱みを見せることになるからだ。常に情報を寄せてくるものを重宝することになる。反面、明智光秀のような者は一番嫌われる存在といえよう。知識をひけらかし、上品ぶり、氏素性にこだわる者は信長のような性格の権力者から忌み嫌われる。
 これは戦国社会のみならず、現代でも当てはまる。ズバリ出世したけりゃ「藤吉郎になれ」。才覚のない茶坊主のような者は一時的に上に上がっても長くは続かない。しかし、藤吉郎になっても秀吉になってはいけない。それはもはや権力の腐敗に過ぎないからだ。
  

Posted by mc1397 at 17:43Comments(0)TrackBack(0)