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mc1397

2023年09月21日

こじつけ先生処世術高座

こじつけ先生の処世術高座その28
夫婦の呼称を考える
 旦那?妻?どう呼ぶ

 今回は、かねてから論争の対象の一つであった夫婦の呼称について考えたいとの口上で高座の始まり始まり。ご用とお急ぎのある方もない方もご一緒に考えましょう。

 夫婦の間で、また人前でどのように呼び合っていますか。本年9月15日付けの中日新聞(朝刊)に読者アンケートの結果が掲載されていたのでお読みになった方もいると思いますが、世代によってまさにいろいろな感じです。

夫婦間の呼び名
 中日新聞(以下「新聞」)によると、配偶者間(夫婦間)の呼び方は、
1位 名前やニックネームが41.15%
2位 お母さん、ママ、お父さん、パパが39.70%
3位 あなた、おまえが4.41%
4位 おい、ねぇねぇなど呼ぶ名前がないが9.95%
その他4.79%。
年代別では、30代や40代は7割近くが「名前やニックネーム」で呼ぶ。60~80代は「お母さん、ママ、お父さん、パパ」を使う人が最多で45%ほど。

人前での自分の配偶者の呼び方
 新聞によると、年齢の高いほど女性は「主人」、男性は「家内」と呼ぶ人が多く、80代でいずれも約4割。若い世代ほど「夫、妻」「名前やニックネーム」で呼ぶ人が多い。
・年代別男性からの呼び方・・・70代は「家内」「女房」、50・60代は「嫁(さん)」「妻」、40代は「嫁(さん)」、30代は「妻」がそれぞれ最多とのこと。
・年代別女性からの呼び方・・・70代は「主人」「夫」、40・50代は「旦那(さん)」、30代は「夫」がそれぞれ最多とのこと。

 新聞では、専門家の分析として次のような意見が紹介されています。
・「若い世代は、上下関係を感じさせない、よりニュートラル(中立的)な呼び方を好んでいる」。若い世代の女性が夫を「旦那」と呼ぶ傾向が多いことを「持ち上げているようで軽く見るイメージの『旦那』をえらんでいるのでは」と分析し、ミドル世代の男性が妻を「嫁」と呼ぶ傾向について、「テレビで関西の芸人が『嫁はん』などと言う中で広まった」と指摘している。
・配偶者間の呼び方について、「それぞれの時代に流行した呼び方があって、日常の中で耳にした言葉を同じように使う場合も多いのでは。相手が呼んでほしい名前で呼ぶのが一番・・・心地よい呼ばれ方は人によって異なる。多様な呼び方を許容できることが大切」と話している。

話し相手の配偶者の呼び方
 新聞によると、アンケートでは男性のことは「旦那さま・旦那さん」「ご主人」が多く、高齢になるほど「ご主人」が多く、若い層ほど「旦那さま・旦那さん」が多かった。女性については、8割以上が「奥さん・奥さま・奥方」で、少数だが「お嫁さん」と呼ぶ人も。性別に関係なく「パートナー」「おつれあい」を使う人もいた、とのこと。
 専門家は「対等な言葉に少しずつ変えていけたらいい」と提案し、「つれあい、パートナー。丁寧語ならおつれあい」を勧める。

 以上が新聞の主な内容であるが、こじつけ先生は、「名前で呼んだり、「オイ」だったり、「アナタ」だったり、それは夫婦の歴史のなかで何となく呼び合うものではないか。ア・ウンの呼吸で何を言わなくても分かったりするのだろう」と考える。しかし、今や社会は、ジェンダー平等かつ多様性ある社会づくり、インクルーシブ(包括的)な社会づくりが求められている。適時、使い分けをするのも面倒だよね。社会の公器である新聞が統一性を持った呼称を使えば、自然と広まり、その時代にあった言葉になっていくのではなかろうかと責任転嫁をするような考えです。

 ちなみに、こじつけ先生の家庭では、先生は「ジージ」、妻は「バーバ」と孫から呼ばれている。妻は夫(こじつけ先生)のことを「お父さん」「ジージ」と使い分けているが、孫から「バーバのお父さんはどこにいるの?生きてるの?」と突っ込まれ、説明不能に陥った。
 歴史・時代小説を最近特に読んでいるこじつけ先生は、妻のことを「そなた」とつい呼んでしまい、妻から「(彼岸の)かなたさん」と呼ばれているらしい。

 さて読者のみなさんのご家庭ではどうでしょうかということで、今回の高座はおしまい。ではまたバイバイキ~ン。
  

Posted by mc1397 at 10:06Comments(0)TrackBack(0)